TextExpander®やEspansoから定型文を取り込む

PhraseVault® には、TextExpander® の CSV、Espanso の YAML、PhraseVault の JSON から定型文を取り込めます。入力欄や一般的な日付コードはプレースホルダーに変換され、定型文を JSON で書き出して別のパソコンへ移すこともできます。これまでの略語は定型文の名前になり、入力中の自動展開ではなく、Windows では「Ctrl+.」、macOS では「Cmd+.」で呼び出して検索し、Enter で挿入するので、略語の一覧を覚えておく必要はありません。

TextExpander の CSV はどう取り込みますか?

TextExpander からスニペットを CSV で書き出します。見出し行は任意です。1行目の入力済みセルがすべて既知の見出しで、かつ2つ以上あるとき、PhraseVault はその行を見出しとして扱います。列の順は自由で、大文字と小文字は区別しません。名前の見出しは abbreviation、abbr、shortcut、keyword、trigger、name です。本文の見出しは content、snippet、text、body、replacement、expansion です。label 列と description 列は無視されます。見出しがなければ、1列目が名前、2列目が本文です。1行目が見出しのように見えても未知の列があると、その行は定型文として取り込まれ、プレビューに警告が出ます。10 MB を超えるファイルは拒否されます。

  1. 歯車から 設定 を開きます。
  2. データベース を開きます。
  3. フレーズをインポート をクリックし、CSV を選びます。
  4. プレビューを確認し、Import(英語表記)をクリックします。

プレビューで新規・既存・スキップの件数を確認してください。CSVの定型文は新規として追加されるため、同じファイルを再度取り込むと重複します。形式は テキスト です。書式を付けるには、本文をMarkdownやHTMLの記法で編集し、対応する 形式 を選びます。

穴埋め欄は PhraseVault のプレースホルダーに変換されます。記法は プレースホルダーで説明しています。

TextExpander PhraseVault
%filltext:name=お名前% {{input:お名前}}
%filltext:name=お名前:default=山田% {{input:お名前=山田}}
%fillarea:name=メモ% {{textarea:メモ}}
%fillpopup:name=サイズ:S:default=M:L% {{select:サイズ=S,*M,L}}
%clipboard {{clipboard}}
%Y-%m-%d または %Y/%m/%d {{date}}

%Y のような単体の日付コードは、日付のプレースホルダーになります。カーソル位置の印(%|)は削除されます。PhraseVault は文面全体を貼り付けるためです。%% は % 1つになります。

Espanso のファイルはどう取り込みますか?

フレーズをインポート で、Espanso のマッチファイル(.yml または .yaml)を選びます。トリガーは先頭のコロンを除いて名前になります。:sig は sig として入ります。

  • replace は テキスト として保存されます
  • markdown は Markdown のままです
  • html は HTML のままです
  • [[name]] と書いたフォーム欄は {{input:name}} になります

正規表現のトリガーはスキップされます。変数を使うマッチは取り込まれ、プレビューが「完全には変換できないことがある」と知らせます。CSV と同じく、もう一度取り込むとコピーが増えます。

定型文を書き出して移すには?

データベース タブの すべてエクスポート で、名前・本文・形式・IDをJSONに書き出せます。使用回数や日付は含まれません。フィルター済みをエクスポート は、そのときの検索、選んだラベル、フィルターに従います。先に一覧を絞り、設定 から選んでください。JSON にはラベルも入ります。書き出し形式はJSONのみです。

別のパソコンで フレーズをインポート からPhraseVaultのJSON書き出しファイルを選びます。既存の定型文との照合には、名前ではなく PhraseVault の ID を使います。CSV と YAML には ID がないため、同じファイルを再度取り込むと複製が追加されます。既存のフレーズ で上書きする項目にチェックを入れ、スキップする項目はオフのままにします。ファイルにラベルのデータがあると、上書きでその定型文のラベルが置き換わり、空の一覧はラベルを消します。ラベルのデータがなければ、既存のラベルはそのままです。すべてスキップ と すべて上書き で一括指定もできます。最後に Import をクリックします。JSONの取り込み上限は1万件です。スクリプトでは、書き出したファイル(この例では phrases.json)を、書き込む前に phrasevault import phrases.json --dry-run --json で確認できます。詳しくはコマンドラインをご覧ください。

書き出しには、ロック解除中でもPINで保護した定型文は含まれません。除外された定型文への参照は、移行先にもその定型文が必要です。取り込んだ定型文は保護されません。アプリのインポートで PIN 保護の項目を上書きするとロックは外れます。コマンドラインからの上書きではロックは残ります。保護した本文も含めてデータベース全体をコピーするには、設定 → データベース → 現在のデータベースの場所を開く で場所を確認し、トレイやメニューバーからPhraseVaultを終了して .sqlite ファイルをコピーしてください。詳しくはPIN保護をご覧ください。

複数の定型文をまとめて編集できますか?

一括編集の機能はありません。バックアップを残したうえで JSON に書き出し、テキストエディターで名前や本文を変更して、再度取り込めます。ファイルの構造と ID は変えず、プレビューで上書きする項目を選んでください。PIN で保護した定型文は書き出されないため、編集できるのは保護されていない定型文だけです。

Outlook や PhraseExpress® の定型文は取り込めますか?

PhraseVault には、Outlook のクイックパーツを取り込む機能も、PhraseExpress のライブラリを取り込む機能もありません。別のアプリが、1列目に略語、2列目に本文を置いた CSV を書き出せるなら、フレーズをインポート はそのファイルを TextExpander の CSV と同じように読みます。見出しがなければ、1列目が名前、2列目が本文です。見出し行は任意で、名前と本文の既知の見出しは順不同、大文字小文字を問わず有効です。label 列は無視されます。カンマや改行を含む本文は引用符で囲みます。それ以外の場合は、PhraseVaultで定型文を作成してください。Outlook については クイックパーツと PhraseVaultを参照してください。

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