PhraseVault® では、選んだ定型文の本文を PIN で保護し、データベース内で暗号化できます。名前は表示されたままで検索に使えますが、本文を挿入・コピー・編集するには PIN でロックを解除します。PIN には数字だけでなく文字や空白を含む4文字以上のパスワードを使えるので、短い数字の組み合わせより推測されにくいものを選べます。
定型文をロックするには?
定型文を開き、PINでロック にチェックを入れて 保存 をクリックします。このデータベースにまだ PIN がない場合は、先に PIN を決めて確認するよう求められます。空白もパスワードの一部なので、解除時にも同じように入力してください。4文字は最低条件です。長く、推測されにくいパスワードを選びましょう。
定型文の保護を外すには、編集画面を開いて必要に応じて PIN で解除し、PINでロック のチェックを外して保存します。データベースから PIN 自体を消すボタンはありません。PINを変更 は、新しい PIN に差し替えます。
他の人には何が見えますか?
保護された定型文は、一覧に名前と鍵のアイコンだけが表示され、本文のプレビューは表示されません。解除中も名前だけで検索されるため、名前に機密情報を含めないでください。保護していない定型文は暗号化されません。コピーでは解除した本文がクリップボードに入り、挿入では貼り付け先のアプリに本文が貼り付けられます。
1つのデータベースに1つの PIN を設定し、選んだ本文だけを保護します。アプリ全体のロックやデータベース全体の暗号化ではありません。PIN はデータベースファイルと一緒に移るので、別のパソコンでも同じ PIN で解除できます。パスワードや認証情報の管理には、専用のパスワードマネージャーを使ってください。
PIN を忘れると、ロックした本文は復元できません。PIN は、すでに信頼している場所(パスワードマネージャーなど)に保管し、PhraseVault の定型文の中には置かないでください。
ファイルのコピーを持っている人は、自分のパソコンの速度でオフラインから PIN を試せます。何度か間違えると、PhraseVault は次の入力まで待ち時間を長くします。この待ち時間はアプリの中だけに適用されます。保護された本文は AES-256-GCM で暗号化されます。PIN からの鍵導出には、利用可能なら Argon2id、そうでなければ scrypt を使います。
{{phrase:id}} の参照先が保護され、データベースがロック中の場合は挿入が中止されます。保護された定型文を開いて PIN で解除してから、元の定型文をもう一度挿入してください。
いつ再びロックされますか?
設定 を開き、セキュリティ を開きます。自動ロックまでの時間 は既定でオン、15分 です。最後に定型文を入れた時点ではなく、解除した時点から数えます。オフにもでき、5分、1時間、4時間、24時間 からも選べます。時間は 設定を保存 で確定し、データベースではなくこのインストールに保存されます。
今すぐロック はすぐに適用されます。PINを変更 では現在の PIN を入力し、新しい PIN を確定すると変更が反映されます。別のデータベースへ切り替えたとき、または PhraseVault を終了したときもロックされます。
バックアップになるのはどれですか?
すべてエクスポート と フィルター済みをエクスポート は、ロック解除中でも PIN でロックされた定型文をすべて除き、何件除いたかを知らせます。したがって JSON の書き出しは、保護したライブラリの完全なバックアップにはなりません。
代わりにデータベースファイルをコピーします。設定 で データベース を開き、現在のデータベースの場所を開く をクリックします。トレイまたはメニューバーのアイコンから PhraseVault を終了してから .sqlite ファイルをコピーしてください。定型文と、解除に必要な暗号化された鍵情報が含まれますが、PIN が読める形で保存されているわけではありません。自動ロックまでの時間を含む環境設定は、このパソコンに残ります。
定型文をロックする前に書き出したファイルには、以前の本文が残っています。ロックしても、すでに書き出したファイルが後から保護されることはありません。アプリのインポートでロックされた定型文を上書きすると、ロックは外れます。コマンドラインからの上書きではロックは残ります。ライブラリの移動は 定型文のインポートとエクスポートにまとめています。
コマンドラインとAIエージェント
設定 → セキュリティ → コマンドラインとAIエージェント の ロックされたフレーズ は、変更しない限り オフ です。オフ では、list と search に名前は出ますが、本文は閉じたままです。ロック解除中 は、アプリで解除しているあいだだけ使えます。PIN で は、unlock が PIN を標準入力から読みます。コマンドの引数には書きません。コマンドラインからのエクスポートに、ロックされた定型文は含まれません。詳しくはコマンドラインをご覧ください。
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